有栖川有栖の国名シリーズ第3弾「ブラジル蝶の謎」を読んだ。
美しい異国の蝶が天井を埋めた部屋で殺害されていた男。何のために蝶の標本が天井に移されたのか。鮮烈なイメージの表題作ほか、小指ほどの小さな鍵の本当の用途が秘書殺しの謎を説く「鍵」など、おなじみ有栖川・火村コンビの名推理が冴えわたる傑作ミステリ全6篇。読者待望の〈国名シリーズ〉第3弾!
以下6つの短編集。
この中では「彼女か彼か」が面白かったな~どれも軽めで策佐生読めた。
「ブラジル蝶の謎」
兄の遺産相続のためやってきた男が殺されていた。
遺体は美しい蝶の標本に囲まれていた。
なぜ、殺しただけではすませられなかったのかの、フワイダニット。
このころは、まだ「携帯電話が珍しい」時代だったのだなぁ。
「妄想日記」
犯人が精神科医だったらかなりの確率で自殺でかたずけられてしまいそう・・・
まあ、この話はそこからもうひとひねりしてあったのだけど。
「彼女か彼か」
一回で終わらせるには惜しい、オネエキャラが登場。
素敵な先生、って正直な反応をみせつつも、彼女?彼?の推理も冴えていた!
話を聞いただけで当てちゃうし。
「鍵」
途中で(といってもかなりオチの付近だが)鍵の意味に気づく。
今時・・・とは思うが、今時でも需要があるものなのだろうか。
女性の人権無視も甚だしいし、そこまで信じられないならそれは愛ではなくただの執着だと思う。(これでピント来る人いるかな?)
「人食いの滝」
雪の上の足跡トリックとしては、その手もあるか~とおもう。
ただ、見た目はかーなーり間抜けな感じのビジュアルだな。
ちなみに、動機が全く納得できん!
「蝶々がはばたく」
有名なバタフライ効果が出てきます。
有栖はバタフライ効果(初期条件の小さな差が、その後の結果に大きな違いを生むこと。「チョウが羽を動かしただけで、遠くの気象にも影響を及ぼすことがある」という意味から生まれた理論、らしい。)と「風が吹けば桶屋が儲かる」を混同していたけど、火村にたしなめられていた。
うーむ。どっちも面白いけど、風が吹けば~のほうがストーリーがあるではないか。
さて、しばらく更新しない間に「観測史上類を観ない」とされる台風10号を体験した。
皆さんもご存じ通り、結果は思ったよりすごくはなかったのだが、おかげさまでよい防災訓練になったって感じだ。
さすがに、一人当たりの水の必要量3リットルっていうのを守るのはかなりたいへん。
5人家族だと、一日だけで15リットル。二日で30リットル。
無理くね?あっという間にスーパーからは水が消えうせたし。
災害が起こりそうだとテレビで言われ始めたらすでに遅いってことに、またしても思い知ったわ。コロナの時もそうだったけどね。専業主婦の機動力には負ける。
防災のために!私が買いたしちゃおうかな、この機にと思っているのを上げとく。
自分のために~
無骨なデザインがかっこいい。家の中でも外でも使えるし、風防も一体型でよさそげ。
普通のモバイルバッテリーと同じくらいの値段なら太陽光発電がついてる方がいいよね。2泊以上のキャンプも安心じゃん。
ダイソーでもメスティンを販売中なのだがちょっと小ぶり。
ラージタイプがあれば家族でつかえるかな。後、何気にすのこがついていると蒸し料理とかできてよさそう。
避難所でこれ使ってたらヒンシュクだろうなぁ・・・
テント代わりになる、蚊帳付き。夏しかつかえないかな?
最終的に、防災用品から完全に離れてきたけど、ソロキャンプほんと人気。
避難所にテント持ち込みってありになりそうなので、一家に一つテントよね。
一人に一つソロテントかな。