iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

ブロッコリー頭の整(ととのう)が言葉の煙をまく「ミステリという勿れ」

 最新刊が出たようなので感想を。

ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)
 

 話題作で、この漫画がすごい!とかにも(たぶん)入っている「ミステリと言う勿れ」

この、すごくでっかい黒い物体が「久能整(くのう ととのう)」君の頭。


たまにアップではすごくキラキラして少女漫画少女漫画した絵柄だが、中身はロジカルミステリーだ。

ただ、1,2巻はすごく面白い!と思っていたが、3.4.5ではちょっとだけ中だるみ、というか一話一話がすこし長すぎるな、という感想。

ichieda.hatenablog.com

 

前回の感想でも書いたのだが、とにかく饒舌にしゃべり倒す探偵なんですよ、彼は。

なので、おのずからページは字だらけでちょっとも気を抜けないかんじ。

しかも、いいこと(風)のことも言うけれど、なぜ今ここでこの話を、ということもたくさん言う。

 

なので、ちょいちょい、犯人との対決(もちろん、力勝負は一切なし)でも犯人にだから何だ!と突っ込まれている。

 

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・・・この扱い。いいことも言うんですよ。ほんとに。

 

今回は、「ライカ」という謎の女性が出てきて「まて、次巻!」ってな感じなのだが、どうやら、シリーズ全体を通じた謎も提示されて、ますます辞め時がわからない漫画に。

 

でも、このロジカルな感じとかキャラいいところとかは有栖川有栖とか好きな方におすすめ!