iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

やっぱりタイトルは書ききらんけど、の がはいらないを読んだ

この間から、自分に対する読み聞かせをもっといい感じにしてくれるサービスないかなーと思って、オーディオブックというものをおためししてみた。

 

一ヶ月書き放題で780円という定額制。しかも初回一ヶ月無料。

忙しいあなたも、耳は意外とヒマしてる - audiobook.jp

正直な感想でいうとこれは続けないなー。

聴き放題と単発買い切りがあって、ホーダイの方はあんまり惹かれるものもなく、冊数も少ない。検索しにくい。

どうやらビジネス書に強いようで、小説が少ない。

 

Kindleアプリより良いところはやはり合成音声ではないので、読み間違えがなく聴きやすいことと、落語も聞ける。

 

で、一番最初にわたしが聞いたのはこれ。

 

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

 

 

タイトルを書かなかった訳がお分かりいただけただと思う。

 

去年くらい、アマゾンのランキングでも上がってた話題の本。

 

本屋ではレジに持っていきやすいような、素敵な装丁でタイトルが極めて読みづらいカバーがかかっている親切さ。

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追記、写真撮ってきました!

 

きっとこの本でを本当にいろんな人に読んで欲しい出版社の人が頑張ってると思う。

今はわたしも同じ気持ちだ。

 

わたしもタイトルと概要だけで判断していたのだが、これは本当に良いエッセイだった。

まさか、この本でこんなに何回も泣くとは。

 

タイトル通り、自分の愛する人とだけできない。どんなに努力しても、物理的に無理。

 

なぜそんなことが起こるの?

やっぱり気持ちの問題なんだろうな。

 

ポイントは何故だかわからないけど物理的に交われない二人。

 

この話は、教師になった彼女が学級崩壊を機にボロボロになっていくさまも赤裸々で(まさに裸)その後の難病発症とか、妊活とかについて…

子どもがいない人に対して悪気なく発する言葉がどれだけ人を傷つけていたのか。

ほんと気をつけよう。

 

久々にタイトルに良い意味で裏切られた。

こんな人もいることを知るのはほんとに大事。全ての方におすすめ。