朝日中高生新聞を取っているのである。週刊だけど毎回本の紹介がよみごたえがあってよい。
今週は先生が選んだ「友達とは?」ベスト20!!
先生が選んだ、っていうのがミソなのかな。あたりまえだけど正統派の本が多い。
私が高校生の時に「まだない」やつも多い。なんかずるいな~
読み時を逃した私でも楽しめるのかなぁ。
一位は新書「友だち幻想」
スマホのせいで、いつでも友達とつながっていられる現代の子供たちはとても便利でとても不幸だ。
SNSでいつでもつながれるようになったけど、家にかえってまで人間関係に気を使うなんて、楽しくてやってるつもりでも結構疲れるだろう・・・。
友だち100人できるかな?と幼子に歌っていたけど、100人いたからどうということもない。無理して数を数えることは無駄、ってことがきっとわかりやすく書かれているに違いない。
というわけで、Amazonで先ほどぽちった。本棚にそっと置いておこう。
作者、菅野仁さんはすでに亡くなられているのでなぜか奥さんのインタビューが載ってた。
珍しいね、と思って読んだけど最後の1文でまさしく驚きで息をのんだ。
そもそも、この本は人間関係になやんでいる娘のために書かれたものだったのだが、お父さんがなくなった半年後、娘さんも突然の病気で亡くなったとのこと。
さぞやお辛いことでしょう。合掌。
2位、3位までリンク張っときます。
重松清は、涙腺直撃でほんと電車とかでは読めないのが多いので、これもきっと絶対泣くやつだと思う。
武者小路実篤、って読めるけど書けないよな。くらいしか思いつきませんでした。
こういう、正しくザ・文学というのも高校生にはしっかり読んでほしい。
だって、こんな結果があるそうなんですよ。
文芸小説を読んだ人、エンタメ小説を読んだ人、何も読まない人のグループに対して写真に写っている人の感情を想像するテストを行った結果・・・・
エンタメ小説を読んだ人は全然、人の気持ちを読み取ることができない!!
しかも、なんなら何にも読んでない人に負けてる!?
なんと、なんと。テストのために読んでるわけじゃないけど、あまりと言えばあんまりな結果。
まじか。むしろエンタメ小説ってどんなのかしらん?上記の写真は「子供の科学 2018.3」より
誰か追試してー