iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

kindle unlimited

よく考えたらせつない「フーガはユーガ」

伊坂幸太郎の「フーガはユーガ」を読んだ。 フーガはユーガ (実業之日本社文庫) 作者:伊坂 幸太郎 実業之日本社 Amazon 伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い双子の兄弟が織りなす、「…

今日は重陽の節句「雨月物語」

9月9日は九が二つ重なってなんだかめでたい。 菊の節句とも言われるらしい。 桃の節句とかに比べたらマイナーな節句だが、3月3日と9月9日が節句なら、6月6日にもなんか欲しいところである。 カビの節句とか。 さて、菊の節句と言えばこちら。 雨月物語―マ…

フェミニズムについて考える「モヤる言葉、ヤバイ人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」「メンタル強め美女」

新聞で紹介されていたアルテイシアの「モヤる言葉、ヤバイ人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」」を読んだ。 大学生になってバイトを始めたうちの娘のこんな一言がきっかけ。 「バイト先で「彼氏いないの?」を先輩に聞かれるのがもーなんという…

わかるわかる「夜は猫といっしょ」

キュルZの「夜は猫といっしょ」をよんだ。 初めてねこを買い始めたフータ君の、ねこって!という驚きにまみれたコミックエッセイだ。 絵柄のせいかもしれないけど、キュルガ(ねこの名前)はとっても不思議な生き物臭い。 ねこ以上、ちょっとした妖怪未満と…

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

万城目学の「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」 を読んだ。 かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの…

伊坂幸太郎がなろう系を書くとこうなる!?「クジラアタマの王様」

伊坂幸太郎の「クジラアタマの王様」を読んだ。 なんと、現世ではクレーム対応中のサラリーマンが異世界でドラゴンだのオオトカゲだのと大きな剣や矢で戦う話だ。 こ、これは今アマゾンのランキングを席巻している、いわるゆところの「なろう系小説」??で…

あまりに怖い未来予想「動物農場」

傑作の誉れの高いジョージ・オーウェルの「動物農場」を読んだ。 ジョージオーウェルと言えば、ほら、あの「1984」を書いた人ですよ。 動物農場 (角川文庫) 作者:ジョージ・オーウェル,高畠 文夫 発売日: 2015/01/30 メディア: Kindle版 超怖かった… 共…

Kindle unlimitedで読めるコミックエッセイ3冊(不登校)

うちの子(2号)が学校に行かなくなってからはや半年(!) 高校1年の後半から不登校が始まり、色々ありまして(片付け方雑だが振り返ってみると懐かし・・・くないな。まだ当事者なんで)辛くも進級したけれど、すでに出席日数がやばい。 とりあえず私の…

遺品

若竹七海の遺品を読んだ。 遺品 (角川ホラー文庫) 作者:若竹 七海 発売日: 2016/02/25 メディア: Kindle版 タイトルも表紙も怖い。 学芸員の仕事がなくなり、彼氏とも別れ、家族ともうまくいかないというどん底期に、たまたま紹介された仕事がとある女優のコ…

「双生児は囁く」タイトルだけでもザ横溝って感じ。

横溝正史の「双生児は囁く」を読んだ。 残念ながら表紙は杉本一文ではない。どういうチョイスなんだろう? 双生児は囁く (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 真鍮で作られた檻の中に飾られた真珠の首飾りは、「人魚の涙」と呼…

「悪魔の家」由利先生頑張って!

横溝正史の「悪魔の家」を読んだ。 悪魔の家 「由利先生」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 武蔵野の面影をとどめた杉並木に生暖かい夜霧が立ちこめる人けのない道。帰途を急ぐ新日報社の花形記者三津木俊助は、背…

「呪いの塔」横溝先生×乱歩先生の仲良を知れ

横溝正史の「呪いの塔」を読んだ。 あんまり有名ではないけれど、傑作だと思う。 呪いの塔 (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 軽井沢高原の朝もやの中にうっそりとそびえるバベルの塔。この塔の外側には放射線状に伸びた七つ…

「山名耕作の不思議な生活」始末の極意よりは贅沢とみた

横溝正史「山名耕作の不思議な生活」を読んだ。 山名耕作の不思議な生活 (角川文庫) 作者:横溝 正史 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 家並みもまばらな田舎くさい町の片隅に、十度ばかり往来に傾いたみすぼらしい家がある。その家には、天井がわりに…

「銭ゲバ」秋山ジョージ氏の訃報を聞いて

昨日のニュースで漫画家、秋山ジョージさんの訃報を聞いた。 正直、名前は知っていたたけれど読んだことないなーと思っていた。 先月までは。 実はゴールデンウイークの間に、kindleunlimitedで見つけた合本版を読んでいたのだ。 銭ゲバ 大合本 全4巻収録 作…

Kindle Unlimitedに横溝正史がキターーーー

わーい! 今月のラインナップで横溝正史がたくさんKindle Unlimitedに取り上げられている! これね、文学、評論ののオススメなの。 何が言いたいかと言うと、よ、と入力すると横溝正史と出る私の閲覧履歴からのオススメじゃないってこと。 つまり、日本中の…

「幻坂」大阪の坂を舞台にした怪談の短編集

有栖川有栖の「幻坂」をよんだ。 幻坂 (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2016/01/25 メディア: Kindle版 雨の坂道で出会い、恋におちるも、自意識のために、愛する女を死に追いやってしまった作家の苦悩が哀切な「愛染坂」。坂に棲みついている猫たちの…

なんとなく使っていたiPhoneカメラ機能に驚いた!「カメラ1年生」

料理動画見てなんか作れそうな気がしてベーグルを焼く。 作れたんだけども当たり前だがやはり動画のようは行かない。 こちら、「30分でもちもちベーグル」を、1分程度にまとめた動画を見て60分かけて作ったベーグルとなります。 時を早めて超スロー再生した…

この有栖川有栖はいつもとちょっと違う「壁抜け男の謎」

有栖川有栖の「壁抜け男の謎」を読んだ。 壁抜け男の謎 (角川文庫) 作者:有栖川 有栖 発売日: 2011/04/23 メディア: 文庫 みんな?大好きな火村英生は出てこない。 作者の異色短編集だ。もちろんミステリー多めだがシュールな話や「ミステリ作家が書く官能小…

「medium 霊媒探偵城塚翡翠」残り1/3からの一気呵成のたたみかけ!

いやぁ、さすがタイトルを総なめしただけある! 三冠獲得!「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇 第一位「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング 第一位「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー 久しぶりにページをめく…

「美しき小さな雑草の花図鑑」雑草とあなどるべからず!

ラジオで紹介されていて、調べたらkindle unlimited 対象だったので早速ダウンロードしてみた。 そこいら辺に生えていてほとんどの人が素通りするいわゆる雑草たちの花図鑑 美しき小さな雑草の花図鑑 作者:多田 多恵子 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行本…

問題解決したい3冊!けど問題が何かわからない!

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく 作者:渡辺 健介 発売日: 2007/06/28 メディア: 単行本 世界一やさしいというタイトルと、カワイイイラストにつられて「世界一やさしい問題解決の授業」を読んだ。 内容は、自分たちのバンド…

悲しいお知らせ「金田一耕助シリーズがkindleunlimited対象ではなくなったようです」

タイトルままでございます。 今月の入れ替えでどうやらkindleunlimited対象から外れてしまったようで、しばらく悲しすぎて見て見ぬふりをしていたのだが、やっぱりなかったことにはならず、残念ならがら先日読了した真珠郎が最後の一冊になってしまった模様…

「女が見ていた」死ななくてよかった被害者てんこ盛りの話

横溝正史の「女が見ていた」を読んだ。まるで山頭火の俳句のような突き放すようなタイトルだが、最後まで犯人の目星がつかず(当たり前だが)金田一耕助が出てこないのに、ぐいぐい読めた。 そう、金田一耕助出てきませんので、舞台はスタイリッシュな都会で…

「死神の矢」シニアの純愛の応援者

横溝正史の「死神の矢」を読んだ。 死神の矢 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 浴室の鍵穴を覗いた金田一耕助の眼に異様な光景がとびこんできた。噴射しつづけるシャワー…

さっくさくの読後感「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」

澤村 御影の「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」を読んだ。 准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき (角川文庫) 作者:澤村 御影 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/11/22 メディア: Kindle版 「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、…

七つの仮面

横溝正史の「七つの仮面」を読んだ。 金田一耕助ファイル14 七つの仮面 (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 私が聖女ですって? 娼婦になり下がった、それも殺人犯の烙印を押されたこの私が……? 気…

「魔女の暦」計画通りに殺人します。

横溝正史の「魔女の暦」を読んだ。 魔女の暦 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 扉絵が怖いというかすごいというかなんとも言えぬのはいつものことながら、髪の毛が蛇にな…

かなり煽情的な表紙「夜の黒豹」

表紙がエロティシズム満載の横溝正史の「夜の黒豹」を読んだ。 夜の黒豹 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 キャーエッチ!な表紙。 現場に着いた金田一耕助は、思わずゾ…

初の由利先生シリーズ「蝶々殺人事件」

横溝正史といえば金田一耕助だが、もう一人の探偵「由利先生」のシリーズを初めて読んだ。 蝶々殺人事件 「由利先生」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 原さくら歌劇団の主宰者である原…

金田一に休暇はないのだ「迷宮の扉」

またしても休暇中に事件に巻き込まれる金田一耕助の「迷宮の扉」を読んだ。 かわいそうに、ちゃんとしたバカンスを楽しめたことはあるのかしら。 ちゃんとって言っても人が死なないっていう最低限のラインがクリアできないのだからねぇ・・・ 迷宮の扉 「金…