iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

意外と原作に忠実?「パタリロ源氏物語 」いや、やっぱそんなことないわ。

 


先日のセールでうっかりパタリロを無料ダウンロードして以来、すっかりハマっちゃって。


パタリロ源氏物語は、思ったより読みごたえがあって、原作に忠実?に思える部分もあり、でもなぜか陰陽師が出てきたり、しかもそれが実は魔界サタンの僕だったり、とはちゃめちゃ。さらに合間合間に作者の膨大な雑学だったり落語の素養だったりがたっぷり詰め込まれている。それはそれは過剰に。

ここら辺が好き嫌いの分かれるところかもと思うが、とにかく魔夜源氏の中ではかの光源氏も大福みたいなほっぺで顔すら描かれない、・・・もはや記号扱い。

 


それでも、光がとても女好きで誰にでも優しくていい顔しいであることよくわかった。

いろんな人が意訳した源氏物語を固め読みするのも面白いかもしれない。


奇しくも最近亡くなられたこの二人も源氏物語をかいてるし。

新装版 私本・源氏物語 (文春文庫)

新装版 私本・源氏物語 (文春文庫)

 
窯変 源氏物語〈1〉 (中公文庫)

窯変 源氏物語〈1〉 (中公文庫)

 

 

 

 

源氏物語 A・ウェイリー版4

源氏物語 A・ウェイリー版4

 
源氏物語 A・ウェイリー版1

源氏物語 A・ウェイリー版1

 

 





これなんかは、一回英訳されたものをもう一回和訳という・・・もはやよくやったなーと思う源氏である。

さすが世界最初の長編小説。愛されてんなー

怖さマイルド「修羅ノ国 北九州怪談行」

 

修羅ノ国 北九州怪談行 (竹書房文庫)

修羅ノ国 北九州怪談行 (竹書房文庫)

 

 

「修羅ノ国 北九州怪談行」を読んだ。この人の前作の話がえらく興味深かったので引き続き。

kindle unlimited で読み放題になってたというのもでかい。

 

それにしても修羅の国修羅の国って言わないでほしいわ(笑)(by福岡県民)

ロケットランチャーとか普通に出回ってないですから!!



まず、北九州ということで馴染み深い地名がたくさん出てくる。

そもそも、この人は怪談が書きたいというより歴史に興味があり、
もっと言うなら宗像で起こった事件に深い興味をもっていて、
これが前作「怨霊黙示録 九州一の怪談」に詳しくかかれているのだが、
興味をもってうろついていたら面白い?怪しい人たちとつるんで行動するようになり、
いわゆる肝試しツアーなどにも言ってしまうという話。

本人も、諸般の事情から怪談形式にしないといけない(多分売れないから出版できないとかだろう)ので今回は怪談にした、というような下りもあり、全体的に短い実話系怪談が続く。

 

作中の会話も楽しいし、そんな大人が何人もいる(これは読んで確かめてほしい)ってのも、ちょっとどうかな北九州、という気もしないでもない。

 

全般的に、こんな話を人から聞いた。とか、霊について真剣にかんがえている飲み屋のバカっぱなしとかが多くて、表紙ほど怖くはない。

 

 

ちなみに、前作はこちら。

 これね、実話(と言っても戦国時代の話)今から400年以上前の話だが、未だに祟りなすといわれている戦国大名・宗像氏の跡目争い「山田事件」について調査を交えて書かれている。

怪談、テイストだが史実をしっかり調べているイメージ。なにしろ、

昭和、平成を経て、現在までに関係者300人以上が呪い殺されている日本最大級、かつ現在進行形の怨霊譚。

 ていうんだらから、興味深い。

実際は結構昔の人の名前がたくさん出てきて、一読しただけではイマイチよくわからない部分もあった。

怨霊黙示録 九州一の怪談 (竹書房文庫)

怨霊黙示録 九州一の怪談 (竹書房文庫)

 

 

愛したぶんだけ愛されたいとおもうのがいかんのだ「恋愛中毒」

超久しぶりに恋愛小説を読んでみた。たしか、どちら様かがおすすめしていたので。

でも、読み終わって思うが、これは恋愛小説というよりは犯罪小説(クライムノベル)もしくはホラーだった。

 

恋愛中毒 (角川文庫)

恋愛中毒 (角川文庫)

 

 


主人公の水無月は今は、冴えない事務員として淡々と仕事をこなしている。
おばさん扱いされても平気だ。

だが、ふとしたことから記憶の蓋がこじ開けられ長い回想が始まる。

水無月はストーカーとして実刑判決を受けたことがあるのだった。

最初は、普通にどこにでもある離婚し次の出会いが始まる話だったが、
語るにつけ段々と彼女の恋愛についての異常な執着が見えてくる。
何度も何度もこんな生き方しかできない自分をさいなみながら、
好んで破滅していくようにも見える。
特に後半の畳み掛けるようにクレージーになっていく様はすでに恋愛ではなく執着、呪いに近い。

しかも、段々とその異常さが現れてくるところは怖すぎてホラー小説だった。
犯罪者として壁の向こうに行った人と自分は、ずいぶん違うと思っていたけれど、
実はそうでもなくて地続きの存在なのである。
誰だって、愛する人を独占したいし愛した分だけ愛されたいと思っている。
でも、水無月の愛は間違っていた。独占するために手段を選ばなかった。

きっかけが誰にでもあることだけに、この発展の仕方が気持ち悪い。
救いは、今落ち着いて働いているところか。

ざわざわした気分、ストーカー犯人の気持ちを知ってみたいと思う方におすすめです。

漫画ばかり爆読んでる「コノマチキネマ」「ばるぼら」「パタリロ」

kindle unlimitedの沼にはまっているので、とりあえず漫画ばかり読んでる。

 

コノマチキネマ 1巻

コノマチキネマ 1巻

 

 

ただいまkindle無料本のこちら。一人暮らしを始めた女の子が少しずつ同じアパートの住人と交流して成長していくはなし。

登場人物がおしなべて主人公にビシビシ厳しいので面白い。

 

ばるぼら 1

ばるぼら 1

 

作家が出会った少女は、アル中でどうにも手に負えないじゃじゃ馬。名前はばるぼら。振り回されつつも離れられないのはなぜか?ばるぼらは創作の女神なのか?

実在の小説の名前も出てきます。小松左京日本沈没

小説家産みの苦しみの物語。それにしてもばるぼらは手塚キャラにあるまじき可愛くなさが光ってる。

 

 

 

 



家政夫パタリロ! (花とゆめコミックス)
 

 


実写化に合わせてキャンペーンがあっていたみたい。残念ながら一瞬で終わったけど。

パタリロって私が子供の頃からやってて、正直その面白さに当時の私は気づいてなかった。

大人になって読み返すとこれ好きやわー

細々書き込まれたギャグがいちいち落語ネタだったりして、こりゃ出会った時期が悪かった。

これからムシャムシャ読もう。

ちなみにこの家政夫シリーズは、父の借金を背負ったパタリロ少年が歳をごまかして家政婦として働き、各家庭の問題を解決する話。オパタさん!

実写映画『劇場版パタリロ!』30秒予告 - YouTube

間違いなく実写化、まじか!?と思う漫画の一つである。

華和家の四姉妹(1) (モーニング KC)

華和家の四姉妹(1) (モーニング KC)

 

 

柴門ふみの漫画、初めて読んだ。

今までなんか大人向けな感じで手が伸びなかったのだが、大概私も大人も大人、成人式2回できるほどなので手を出してみた。

 

めちゃくちゃモテフェロモン出しまくりのおじさんを父に持った四姉妹の話

みんなそれぞれ悩みがあって頑張ってる。ただ、あまりにも女性の心の機微が描かれ過ぎててちょっと痛々しい部分も。

 

もちろん細雪を意識してるんでしょうな?と言いつつ細雪未読なんでよくわからん!

 

 

細雪(上) (新潮文庫)

細雪(上) (新潮文庫)

 

 

どれもこれも無料本

 

kinndleunlimited 三ヶ月99円になったよ

どうやらまた、kindled unlimitedが爆安になったようで、どうやら私も対象のようなので対象者はボタンが表示される、まんまとズブズブとまた沼にハマることにした。

 

で、とりあえず週末読んだのはこれ。

ぼくらのへんたい(1) (RYU COMICS)

ぼくらのへんたい(1) (RYU COMICS)

 

ずっとどんな話を描く漫画家か興味があったふみふみこさん。

ほうほう、そういうことですか。ジェンダーとかそういうのを考えさせられる作品。

残念ながら一巻以降は有料

 

ライオンブックス 1

ライオンブックス 1

 

この作品、あんまり有名じゃないよね?なんでだろう、ショートショートでどこからでも読めるしどの話もなかなか面白かった。

特定の主人公はいないので語られにくいのかな?

 

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

 

 

話題になってたけど、なぜか勝手に中国の話だと思っていた。

菅原道真の話だった。あの、我らが福岡の観光名所、太宰府天満宮の。

これがまた、クソ性格の悪い天才としていい感じに描かれています。謎解き要素もあって、バディにはモテ男で有名な在原業平?が投入されています。

いや、これ面白い!続きが気になってしまう。

 

漫画 屋根裏の散歩者

漫画 屋根裏の散歩者

 

こちらは、江戸川乱歩のコミカライズ。

ひっそりこんな漫画もあるんだねー

内容は忠実にしかし、絵柄は大胆に、ってところかな。

きっとファンなんでしょうね。しかし、ちょっと人を選ぶ絵柄かも。

明智小五郎は端麗な感じで描いて欲しい。

 

理想はこんな感じなんだよねー 明智五郎なんだけど。

 

で、話がずれるけど美食探偵といえば喰いタン。意外と面白くてハマるのよ。

 

 

 

 

大人こそ読め!「友だち幻想」

以前、中高生新聞で紹介されてた「友だち幻想」をやっと読んだ。

中高生新聞だって読んでる四十路だぜ「友だち幻想」 - iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

 

 書かれたのは10年以上前だが現在でもじわじわと売れ続けているという名著。

テレビで又吉さんが紹介したのも大きかったようで書店でもまだ山積みのところが多い。

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

 

この本ね、中高生と言わずに大人もぜひ読んだほうがいい。

 

今まで私達は、クラスのみんなと仲良くいわゆる「みんな友だち」が最終目標だと教えられてきたし、そう思っていたし、子供にもそう伝えてきた。

 

だがすべての人とがんばって友だちになる必要はないんだよ、というのがこの本の最大のメッセージだ。

 

すべてを受け入れてくれる友だちというものは存在しない、というより存在するわけがないのだ。
他者に自分のすべてを受け入れてもらうことを前提として人間関係を築こうとすれば、全く同じ考えを持つもう一人の自分ででもない限り必ず破綻する。

 

信頼はするけど、全て受け入れてもらおうとしない、また受け入れようとしない。

それが、一緒にいるのに寂しくなるような人間関係に陥らないポイントだ。

 

この本はまた、親しくしたい友達ではなく敬遠したい友達がいてもいいと説く。

 

みんなで一つのゴールを目指すのではなく、それぞれのゴールを目指していることを認めあう事が大事。

 

なんとなく、クラスメイトならば一致団結しなければいけないって思いがちだが、よくよく考えてみれば、かつての村社会で地域生活が即、命に関わるような共同体の中の学校だったらそれでいいが、今の学校のクラスは、たまたまこの町に住む者同士、

つまり、繋がらなくても生きていけるのだ。

 

それなのに、雰囲気だけはかつての農村のノリを求めるから大変めんどくさいことになる。

 

とにかく、人間関係で悩んだことが一度でもある人は是非読んで欲しい。

 

若い読者を想定してわかりやすく書かれているし、何より文章にお人柄が出ていて、ほんと好ましい。

ベストセラーな理由がわかる!

 

こじらせてる人はもちろん、今までなんの疑問もなくやってこれた人にも読んで欲しい。全ての方にオススメ!

 

今日読んだ本、五等分の花嫁、中学聖日記他 我ながら乱読

最近読んだKindle漫画本をまとめて書き留めとく。

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

五等分の花嫁(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

これぞザ、男子の夢。

5つ子ちゃんの可愛い女の子の家庭教師になった僕

1巻が期間限定無料。

 

 

少し前にドラマ化されてたやつですな。

絵が可愛いけど、この後新任の先生と中三の男の子の恋愛が始まってしまうのか。

中三の娘がいる身としては複雑だ。

 

マンガでわかる 必ず伝わる! ロジカル会話術 (Futaba Culture Comic Series)

マンガでわかる 必ず伝わる! ロジカル会話術 (Futaba Culture Comic Series)

 

 

必ず伝わるロジカル会話術、はロジカルシンキングを少し進めたものらしい。

伝説のコンサルの父を持つさつきちゃん(入社3年目)が、初めて任された仕事を通して、「ロジカルに話すとは」を学んでいくといった内容。

 

みーしー(MECE:もれなく重複なく)までは知ってたけど、抽象のはしごとか、前提交換とかためになるわ。

 

抽象のはしご:上に登るほど抽象的に、下がるほど具体的。

はしごを登って(抽象的には)「遊ぶ」はしごを下がると「ゲームをする」といった感じ。

「お兄さん、あそびましょうよ」では抽象のはしごを登りすぎてて一体何をするのかわからない(かもしれない)ので、お互いの幸福のためにもはしごを登ったり降りたりして、都度お互いのイメージするものを確認しておきましょうね、という話。

でないと、ものすごくぼったくられてかけっことかする事になるかもしれんよ。

 

 

 小林くんがとてもかわいい。かなり原作に忠実で、明智先生もよか男です。

ただ、子供向けだからかんだか物足りない。

 

青鬼の褌を洗う女
 

 

 

影のない犯人

影のない犯人

 

坂口安吾の本を二冊。 

青鬼の褌(ふんどし)を洗う女は、戦時中のある女の話。羨ましいくらい自由な彼女が、だからといって幸せになれるわけでないところが考えさせられる。
なぜ青鬼の褌を洗う、っていうのかな?そういう故事成語でもあるのだろうか。

とりあえず、旦那(お妾さんなのである)の褌は洗わない派のようです。(なんのためにクリーニング店があるのとのたまってた。)

 

 影のない犯人

 ちょっとした小話のような話。(失礼か)軽く読めるのでおすすめ。

 

以上、我ながら乱読ですな。キーワードは「kindleで無料で読める」というところだけ。

最近はこの幸福システムのおかげさまで図書館にめっきり行かなくなった。