iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

暑い時には怪談を

 

 

1億円を強奪した男が深夜タクシーに乗り吉原に向かう途中、タクシー運転手が語りだした怪談が現実になり…虚構と現実のあわいの恐怖を描く手塚治虫「バイパスの夜」。
美内すずえ「白い影法師」は、転校した教室の空席に座った涼子は、徐々に空席の理由を知ることになり……学校の地縛霊、心霊現象の恐怖。唐の文宗の頃、長安に住む勤勉実直で豪傑な男が夜ごと怪異が起こるという廃墟で肝試しをすることに。そこで目にしたのは、ガミガミと怒る小さい自分の姿だった…諸星大二郎の幻想譚。徐々に巨大化・狂暴化するモンスターの恐怖を描いた日野日出志の「はつかねずみ」、花輪和一の「怨焔」はいわゆる「江戸怪談」を描く。味わいの違う8つの恐怖。決して古びることのない名人技を堪能できる一冊。
電子書籍には永井豪「霧の扉」は含まれていません。※電子書籍にのみ、著者のサインが収録されています(手塚治虫美内すずえ諸星大二郎内田春菊花輪和一萩尾望都 敬称略6名)

 

往年の大作家たちにホラーの詰め合わせ。

 

諸星大二郎が読みたくて買ったけど、なかなかどおして、日野日出志のやつが怖かった・・・一番トラウマかな・・・

f:id:ichieda:20210725072353j:image

 

 

そして、我らがガラスの仮面の美内先生。

正直そこまで怖くはないけど、雰囲気あるわ~

プールの着替えで一人残されたときのゾッとする感じとか、思い出す。

f:id:ichieda:20210723175601j:image

 

こちらは、お目当ての諸星大二郎の「小人怪」

いつでも口うるさく家人を注意して、尊大な男が見た白昼夢。

自分と同じ様にえばって家族に注意をし、そのくせ隣家の奥様の情事を覗いて興奮してしまう様をねずみが再現するという。

なんか、こういう昔話ありそうな。怖いというより不思議な話。

 

 

f:id:ichieda:20210723175621j:image

 

 

最期は、美しすぎる殺人を匂わせるこちら。

ポーの一族萩尾望都

f:id:ichieda:20210723175630j:image

 

これって、これに通じるよね

まあ、こちらのロザリンドちゃんはこの子より大分黒い感じだけど。

 みなさんも、復刻版で書店で見たかも。

こわいよーこわいよー。泣くよー

 

 

無邪気なこどもが・・・シリーズで一番トラウマなのはこちらのドラマ

「可愛い悪魔」。

金魚鉢のシーンが忘れられない。怖いよう・・・

 

youtu.be

 

無垢であってほしい幼子が、っていうのが一番精神時来るパターンですな。

 

なんとなく私の中では悪魔の手毬唄と同じ記憶枠に入ってたけど、調べてみたら内容が全く違った。

 

 

 

多忙の単位 16グミナゼ

f:id:ichieda:20210720133246j:image

なんだかとっても忙しいのである。

 

死ぬほど忙しいとか、目が回るほど忙しいとか、忙しさにはいろいろあるが、忙し自慢をしているのもかっこ悪いし。しかも、・・・まだ死なん・・・・死なんけれども、忙しいんじゃ!

という毎日。

もう何が言いたいかわからないけども、忙しいって人それぞれの捉え方によって違うよね。

 

正しく「私はこんだけ忙しいっ」って表現できる単位があればよくない?って考えた。

 

いぜん、痛みの単位で1ハナゲってあったの覚えている人はいるだろうか。

アレの応用である。

国際標準化機構 (ISO) によって、人間の痛みの感じ方についての統一単位「ハナゲ」(hanage) が制定され、「長さ1センチの鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」が「1ハナゲ」と定義された、とするものである。

もちろん、冗談だ。

 

これで行くと足の小指をぶつけたときは2.3ハナゲで、出産時の痛みは2・5~3・2メガハナゲとなる。

メガハナゲ。もうなんだかわからんけどやばい。

 

というわけど、忙しさを表す単位を家庭内で協議してみた。

 

 

その結果、一日のうちにグミ(我が家の猫)を撫でる回数を持って多忙の単位とすることが決まったのでお知らせをしておく。

 

  • 忙しさの単位は、0~最大で16グミナゼとし、数字が小さいほど忙しい。

 

  • 一日あたり8時間ねるとして残り16時間中、ネコをなぜる余裕があるかどうかで判断する。(あればイチグミナゼ)

 

  • ちなみに「グミナゼ」のために睡眠時間を削るのはご法度なのである。

 

 

ちなみに今日は、3~4グミナゼくらいだ。

(要するに様々な役員なんかを引き受ける羽目になって、心をなくしているので、アレな感じになっちゃってるわけである)

 

なので、それも私かよ!と思うときは、

 

「今日は2グミナゼなんだよねーちょっと無理かもー」

 

という感じで使っていただけると、忙しさを自慢しているわけではなく、客観的にお伝えできると思うがいかがだろうか。

 

「グミナゼ」のグミ部分には、それぞれお好きななでたいものの名前を入れるがよろしい。

 

育児中の方はお子様の名前を、推しがおる方は推しの名前を。

 

普通に心をなくさずに生きていくためには3以上のグミナゼがないといかんのだよ。

 

いや、暇か!!!

 

 

 

夏のフェアが始まったよ!本屋パトロール

暦の上では、と言うか気温も十分夏になった。あついあつい。

 

各社夏の文庫フェアが始まった模様。

今年は久々にブックカバーがつくところがあるみたい。(見かけたけど、よくわからないため調査続行中)

 角川書店

この犬も可愛いのか可愛くないのかよくわからんやつ。

f:id:ichieda:20210627063036j:image

 

 今年のフェアのキーワードは「映像化」アニメーション作家の細田守さんのシリーズの紹介とか、その他映像化されたもののピックアップが多かった。

f:id:ichieda:20210630155041p:plain

それから、恩田陸とか加藤シゲアキ気になる作家のコラム「本は世界とあなたを照らす」も充実。

 

気になるのは、「紙の本を買うと電子書籍がもらえる」っつうサービス。

おおお、いよいよ来たね!と思ったけど、対象の本が少ない、アンド、角川のBOOKWALKER内だけでしか利用出来ないのでがっかり。

 

集英社

集英社のナツイチは数年前から ネコ。今年のおまけはマグネットしおりみたい。

よまにゃちゃん、かわいい。


f:id:ichieda:20210627063031j:image

 

 

 今年は、声優さんが一部朗読してくれる!良き声で。

bunko.shueisha.co.jp

 

講談社

ちょっと講談社のフェアの冊子が見当たらないので残念。

これなのか?

この、立川流の落語家みたいな人はだれだろう・・・

 


f:id:ichieda:20210627063027j:image


 

以上、新潮社についての調査が不足している事がわかったので後ほどまたパトロールに行こうと思う。

 

いずれにせよ、夏は本を読め、若人たちよ。

わかるわかる「夜は猫といっしょ」

キュルZの「夜は猫といっしょ」をよんだ。

 

初めてねこを買い始めたフータ君の、ねこって!という驚きにまみれたコミックエッセイだ。

 

絵柄のせいかもしれないけど、キュルガ(ねこの名前)はとっても不思議な生き物臭い。

ねこ以上、ちょっとした妖怪未満というか。(失礼)

 

名前の由来はおでこの模様でQRコードリーダが立ち上がったかららしくって、笑った。

 

 

 

ちょうど、初めてのねことの生活というところが我が家とピタリとハマって

わかるわかる!の連続だった。

 

かわいいのはしってたいたけど

まさかここまでとは・・・・

 

 

という気持ち。親ばかならぬねこバカ全開だけど、本当にそんな気分。

あざとかわいいという言葉はあるけど、あざとくてもいい、

騙されてもいい。

 

f:id:ichieda:20210607124750j:plain

そう、私の写真フォルダもそんなかんじ。

 

ただ、ねこ動きが読めなさすぎて写真撮りたい!と思っても結局取りたいショットは撮れないのが悩みのタネ。

 

ふと思いついて検索してみたらやっぱりあった。

 

 

これ読んで、より可愛く取れるように精進しよう

(あれ、自分の子のときはこんな余裕なかったな・・・赤ちゃんの写真、取りまくったけど、写真のとり方を改善したいっていうような余裕なかったような・・・・)

 

before

当たり前のように椅子の足の部分に乗るところが取りたかったんだけど。

ちょっとピンぼけ

f:id:ichieda:20210607124139j:image

 

 

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

万城目学の「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

を読んだ。

 

 かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんできて……。元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

 

こちらの話、ねこがおしゃべりできる設定である。もちろん、犬も。

マドレーヌ夫人は「かのこちゃんのお母さんが作ったマドレーヌの焼色のような赤茶」の猫。

 

ノラ人生を謳歌していた彼女はあるゲリラ豪雨の日にうっかり逃げ込んだ犬小屋の主「玄三郎」と言葉が通じる事をしる。

 

種を超えた出会いがどのように愛情に変わったのかは書かれてないが、二人は夫婦になる。

 

もちろん、フィクションなんけど、

「ふーん、猫って水が嫌いなんだ〜」

とか、本当にねこの気持ちが聞けた気がしてくる。

 

夫の玄三郎は老衰で亡くなるのだが、電車で読んで涙が出て困った。

 

こんなふうにきちんとパートナーにお別れを言えて旅立てるなんて素晴らしい。

 

読むとほのぼのしてしまう話だった。

かのこちゃんのパパ、いい人だなぁだなぁ。

 

読書好きの義妹が娘にくれた本。

言葉でうまく言い表せないけど、この感じ確かに好きだわ。

 

 

 

f:id:ichieda:20210603202859j:image

うちの夫人?

いや、夫人ではないしメスでもない。

ねこのテレビを見るねこ、を撮りたかったけど、全く撮れない!

 

 

 

ねこのいる人生

f:id:ichieda:20210602133844j:image

 

半月前からひょんなご縁で猫を飼い始めた。

カラスに襲われていたところを救出されたこねこ。

名前はグミとした。

 

つい去年まで「これ以上口のついたものは我が家の玄関はまたがせないよ!」

 とか言ってだ私だが、引き取り手を探している知人から見せられた写真でわりと簡単に陥落。

 

猫かわいがり、猫なで声、どっちも勝手にでるね!

 

とりあえず、ねこのグッズ調べてたら、おそろしいもんですな、私が猫を飼い始めたことを察知したネットの中の人がこれでもかとばかりに、グッズをすすめてくる。

 

私の財布のひもはもはやグミの猫パンチでどこかにやってしまった。

 

私の後半生は、猫のいる人生になった。

 

おおげさな、と思ってたケドきっとこうなる予感。

 

 

 

 

 

 

 

 

令和の世に諸星大二郎にハマる・・・「妖怪ハンター稗田」

 令和のこの世に諸星大二郎御大の漫画にハマってしまった。

デビューが70年代!

この表紙の癖の強さよ。

 

ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者ども…。異端の考古学者・稗田礼二郎が暴きだす、触れてはならぬ…暗黒の日本史!! その圧倒的スケールで、漫画界を震撼させた空前絶後の傑作「妖怪ハンター」第一弾!! 幻のミッシング・ピース「死人帰り」も掲載!! 暗黒の邪神、深き底より…まいる。 

 

今年は、すごく古事記絡みの話がアンテナに引っかかってくる。

私のなかで、古代史ブームが巻き怒っているのである。

伝奇ミステリーという分野なのかしら?

とにかく、異端の考古学者・稗田礼二郎がかっこいいわけでもないし、いいこと言うわけでもないんだけど読みだしたらやめられない。

妖怪ハンターと言いつつ、少なくとも水木しげるっぽい妖怪は出てこない。

水木しげるの妖怪が砂絵のような乾燥を感じるのに対して、諸星大二郎の妖怪はなんと言っても湿った人毛のような嫌さがある。

触りたくない感じ。何なら妖怪ハンター稗田さんもまあ怖い。

しかし!稗田さんは最初の設定が「ジュリー」みたいな人。

ご存知沢田研二、といえば当時一斉を風靡したセクシーメンズだ。

 

その設定が生きて映像化された時は沢田研二が主演だ。これ、みたいな。

 

 沢田研二、元気かな・・・

----

 

こちらは、名前のない「もの」に関するお話。

名前をつけることによって、その「もの」に生命をを与えてしまう。

ファンキーな新興宗教教祖が出てくる。説教はラップ。

魔障ヶ岳の山中にあるという古代の祭祀遺跡「天狗の秘所」を調査に訪れた稗田礼二郎らが出会ったものとは? 調査に同行していた学者や山伏の身辺に次々と起こる異変。“御神宝”「天狗の宝器」とはなんなのか? 稗田を追ってくる「名前のないもの」を妖怪ハンターとして鎮めることができるのか? 圧倒的世界観で読むものを魅了する諸星大二郎ワールド!!

 -----

 さて、こちらの妖怪ハンターじつは稗田の生徒たちシリーズというのもあってこちらもなかなかおもしろい。

 

 夢見村は、夢を売買する風習の残る村。大学で民俗学を学ぶ薫くんはこの村の調査のために訪れるのだが、まんまと村人に利用され死者と夢を交換する羽目に陥る。

もうひとりの教え子、大島くんと渚ちゃんが活躍する「悪魚の海」の2本立て。

 

いやー、諸星大二郎という人は悪夢を取り出すのがうまい。

一見して下手?だけど迫力のある絵におののいていると、いつの間にか大きな風呂敷の中に放り込まれている感じ。

ぐぬぬ、いやや~と思いつつ彼の作ったワールドに取り囲まれてしまう。

 

なんだろう、ちっともおすすめしている感じがしないのだがオススメである。

そもそも、諸星大二郎の漫画の魅力を伝えきるほど私には語彙力はないのだよ。

 

www.ktqmm.jp

ただ、ね。北九州漫画博物館の展示をコロナのせいで二の足踏んでるうちに終わってたのがが悔しいのだ。

これ、見たかったなーなんで私来週行こうなんて思ったんだろう。

会社休んで行けばよかったぜ!